サークル・史の会

令和4年度一泊見学会

「奈良・飛鳥見学会」

日 時:11月27日(日)~11月28日(月)

集 合:JR京都駅

解 散:同上

参加人数:13名

今回は、飛鳥から奈良時代にかけての“遷宮・遷都”をテーマに、北部の佐紀・佐保と南部の飛鳥地区の遺跡巡りを三年ぶりに開催しました。スケジュ-ルの都合で車窓からの見学となった箇所があり心残りもありますが、天候に恵まれた有意義な見学会でした。

一日目

お昼ごろ近鉄奈良駅に到着し奈良町の古民家風の食事処で腹ごしらえ

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食事後に近鉄西ノ京へ向かい薬師寺を見学、修学旅行の学生が大勢来ていて六十年前の学生時代の高田好胤管主講話を思い出しました

薬師寺東塔

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大和西大寺から徒歩で平城京遺跡に向かいます。広大な遺跡には以前見学した頃から各種施設が整備され、本年三月竣工の大極門(南門)を含め三棟の建物が復元されています

大極殿から大極門を臨む

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二日

マイクロバスで飛鳥地区へ向かう途中、飛鳥最初の宮である豊浦宮や小墾田宮を車窓から見学し石神遺跡へ向かいます。埋蔵文化財展示室でボランティアガイドさんの説明を受け徒歩で飛鳥寺へ向かいます

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飛鳥寺脇には乙巳の変で無念の涙を飲んだ蘇我入鹿の首塚があります。後方の小高い丘が蘇我一族の根拠地であった甘樫丘です

蘇我入鹿首塚

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飛鳥寺は蘇我馬子が建立した日本最古の寺院。現在の寺院は当時の物ではなく規模も小さいが、境内には当時の礎石が残っている。また、堂内には当時の位置に日本最古の仏像が鎮座している(頭部のみ当時の物)

飛鳥大仏

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極彩色の壁画で有名な高松塚古墳へ再びバスで移動し、資料館でレプリカ壁画を鑑賞しました

高松塚資料館

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高松塚古墳

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蘇我馬子の墓と言われている石舞台古墳です。方墳の上部土砂が取り除かれ墓室の蓋が露出している状態ですが、使用している岩石の巨大さや墓室の広さに圧倒されます

石舞台古墳

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見学の最後は藤原京です。藤原京は条坊制を採用した日本最古の本格的な都ですが、立地条件の悪さから短期間に廃絶し平城京へ遷都します

藤原京遺跡

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