サークル・史の会

第676回学習会

「石橋湛山と小林宗作の昭和」

日時 :4月10日(日)午後1時30分~4時30分

場所 :亀戸カメリアプラザ6階第3研修室

発表 :斎藤 敏実

参加 :15名

 4月10日に「石橋湛山と小林宗作の昭和」の学習会の幹事を終えていつも感じることなのですが、終えてホッとする気持ちともっとやれることがあったのではなかったのか?との自分自身の心のうちでのせめぎあいみたいなものがしばらく残り続けるのですが、私にとって石橋湛山は人物があまりにも大きすぎて私の考える枠の中に入りきれず、どこからどう解説して良いのやら、迷路にはいりこんでしまったことが、学習会の数日前にありました。多分半藤一利著「戦う石橋湛山」を読み直して心が落ち着いていった様です。

 今回の学習会では取りあげなかったのですが、半藤一利とならんで昭和史に詳しい保坂正康も「石橋湛山の65日」の著作があります。これは戦後、総理大臣に就任するのですが途中病気で倒れます。その首相としての在任期間はわずか65日でしかなかったのですが、保坂正康は石橋湛山を評して「最短の在任、最大の功績」と言っています。そして繰り返し石橋には少なくとも2年余りは首相をやって欲しかったと本のなかで気持ちを吐露しています。保坂がこのような事を言うのは非常に珍しいことなのです。私はしばらくは石橋湛山から離れられない様です。

 最後に当日窓際のトットちゃんを朗読していただいた運営委員の4人のみなさまに改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。当日出席していただいた皆様にもお礼申し上げます。学習会幹事にとって出席して下さることが、何よりの励まし、応援になるのですから。