2022年
日 時:11月13日(日)午後1時30分~4時30分
場 所:亀戸カメリアプラザ6階第3研修室
発 表:笛木隆雄
参 加:25名
592年、蘇我馬子が渡来人を使って崇峻天皇を殺害し、その後最初の女帝推古天皇が即位する飛鳥時代の波乱の幕開けである。倭の国から日本国へ、地方分権から中央集権体制の律令国家へ進んだ日本の黎明期である。
11代の天皇の118年間の執政が飛鳥の地を中心に行われ、11回の皇位継続には対立が付きまとった。天皇暗殺や曽我氏の権力で皇位を譲るケース、ライバルには謀略を持って自殺に追いやって皇位を獲得する。中には平和裏に生前譲位する場合もある、なんといっても反乱を起こして時の天皇に歯向かって皇位を奪う等々のドラマがある。最後、天智天皇は皇位継続時、兄弟相承の従来の慣例を破り、我が子可愛さで直系皇位継承をやってのけた。どろどろの皇位交代の都度、転々と飛鳥地区を中心に10数回遷宮しました。今学習会で遷宮したそれぞれの宮処の変遷もお話ししました。
100年の時代の厚さを僅か3時間の学習会で語りきる事が出来ず、私としては若干不満が残りました。25名の方々には、ご清聴いただきありがとうございました。