2015年
2015.10.18 第601回学習会「江戸元禄の貨幣改鋳 ~新井白石VS荻原重秀の事件簿を中心に~」
会場:亀戸カメリアプラザ6階第3研修室 15:00~16:30
天気:(気温24℃/17℃)
参加人数:39名
歴史の定説となっている「元禄・貨幣改鋳後の物価高騰説」「改鋳を主導した荻原重秀悪人説」について数々の資料をもとに検証。その結果、改鋳後の物価上昇は緩やかなもので、かつ、重秀もその在任中に多くの画期的な財政改革を行った優れた財務官僚であったと見て取れ、説の真偽の程は怪しいと言える。またこの定説の根拠の一つである新井白石『折たく柴の記』の記述には明らかな事実誤認や自己弁護が見られ、その信憑性を検討する必要があることにも言及。