サークル・史の会

第617回 学習会

2017.02.26 第617回学習会「幕末を外国からの視点・外交面を中心に考えてみる」

会場:亀戸カメリアプラザ6階第3研修室 13:30~16:30
天気: (気温14℃/3℃)
参加人数:39名


19世紀の世界情勢および各国(米,英,仏,露,蘭,中,印)の事情や思惑を通して、日本の幕末の歴史にアプローチした。欧米では18世紀の農業・産業革命により国力の絶対的優位を確立しており、それを背景とした植民地政策をアジア各地にて展開していた。ところが19世紀中頃になると自国のメリットを最大に生かすため自由貿易主義に方向転換し始める。日本が幕末から明治にかけて奇跡的に独立を保てたことは、優秀なテクノクラート達の国を守ると言う強い信念に基づく活躍もさることながら、これら世界情勢を絡めた、偶然と必然の組み合わせによるものであると改めて感じさせられる。