サークル・史の会

第621回 学習会

2017.06.18 第621回学習会「元禄時代あれこれ 将軍・綱吉を中心として」

会場:亀戸カメリアプラザ6階第3研修室 13:30~16:30
天気: (気温23℃/19℃)
参加人数:39名


「犬公方」と呼ばれた五代将軍・徳川綱吉の治世について、二人の発表者が解説した。「生類憐みの令」の悪名により概ね評価が低い綱吉だが、令の違反による処罰者数は意外と少なく、また、武断政治から文治政治への転換・人材登用・社会福祉・経済などの政策は現代の感覚で判断すれば大いに的を得たものだったと言える。しかし、中野の御犬小屋の莫大な運営費を町村民に負担させたあたりから民衆からの評判が悪くなり、宝永年間の大地震や富士山の噴火といった天災がそれに拍車をかけた、と分析する。他にも母・桂昌院からの影響や低身長だったとする説についての考察も披露した。