サークル・史の会

第622回 学習会

2017.07.23 第622回学習会「海が舞台の、歴史の謎と情念に自問自答する」

会場:亀戸カメリアプラザ6階第3研修室 13:30~16:30
天気: (気温28℃/26℃)
参加人数:32名


【第一部:卑弥呼の使節が通った海】邪馬台国畿内説を前提として、史料から当時の洋行船の大きさや速度を、さらに遺跡や出土品の分布、港湾や産鉄地の分布などから、日本海ルート・瀬戸内海ルートの2パターンを推定し、その航行の現実性を検証した。【第二部:江戸時代、列島の航路はどうやって革新されたか?】江戸時代初期に東廻り・西廻り航路を開発した河村瑞賢の業績を紹介。彼の偉業は、技術や道具の革新といったハード面よりも、業務改善や環境整備などのソフト面にこそその真髄がある、と分析した。