2017年
2017.10.22 第625回学習会「江戸時代の少子化対策」
会場:亀戸カメリアプラザ6階第3研修室 15:00~16:30
天気:(気温18℃/17℃)
参加人数:30名
日本の総人口は江戸中期~幕末にかけて約三千万人前後の横ばい状態が続くが、地域ごとで見ると増減があり、特に東北地方や江戸・京・大阪などの都市部周辺では著しく減少している。人口減少を問題視する藩では「赤子養育仕法」により子育てにかかるコストの一部を社会全体で援助する方策がとられた。これらはある程度の効果と意義があったものの所詮は対症療法的なもので、人口が減少から増加に転じた最大の要因は、地域経済の安定により住民の生活水準が向上し、子供を育てられる環境が整ったためと分析、現代の少子化問題にも通じる内容だった。