サークル・史の会

第647回見学会

川越の春(歴史と街並みを楽しむ)

実施日:3月9日(土)

時間:午前10時50分~午後1時45分

歩行距離:約4㎞

参加者:18名

天候:晴れ

幹事:矢島 浩

コース:西武新宿線本川越駅~喜多院~仙波東照宮~成田山川越別院~富士見櫓跡~三芳野神社~川越城本丸御殿(昼食)~川越城中ノ門堀跡~川越氷川神社


喜多院は五百羅漢やだるま市で知られています。徳川家とのゆかりが深く、三代将軍家光により江戸城から「家光公誕生の間」や「春日局化粧の間」などが移築されています。


仙波東照宮は喜多院第27世住職天海が徳川家康を祀った神社です。やや小ぶりな社ですが、日光、久能山と並ぶ日本三大東照宮のひとつといわれています。


成田山川越別院は「川越のお不動さま」として親しまれています。本山は千葉県成田市にある成田山新勝寺。本尊の不動明王は、本堂はもちろん境内のいろいろな所にあります。


富士見櫓跡はかつて天守閣がない川越城の天守閣代わりとして、見張りや防戦の足場として重要な機能を果たしていました。現在遺構は何もありませんが、見晴らしは大変良く富士山が望めました。


三芳野神社は江戸時代、川越城の鎮守として城内に建てられていました。「お城の天神さま」として親しまれ、わらべ唄「とおりゃんせ」の発祥の地といわれています。


江戸時代の城跡で本丸御殿の遺構が現存しているのは、当所を含めて全国で2例のみといわれています。玄関、広間、家老詰所等が残っており、当時の威容を感じることができます。


川越城中ノ門堀は川越城への敵の侵入を防ぐために設けられました。堀跡は構築当時の勾配を復元し、また城の雰囲気を想像させる土塀等が設置されています。


川越氷川神社は541年に創建されました。江戸時代にも川越の総鎮守として歴代藩主に崇敬されました。縁結びの神様としても知られており、多くの参拝者で賑わっていました。


氷川神社見学後に解散し、参加者はそれぞれ蔵造りの町並みや、時の鐘などを訪ねて散策しました。