2024年
杉並区の歴史を辿る
実施日:6月29日(土)
時間:午前10時~午後2時45分
歩行距離:約7㎞
参加者:19名
天候:曇りのち晴れ
幹事:柿沼 彰
コース:京王井の頭線西永福駅~大宮八幡宮~和田堀公園~松ノ木遺跡~郷土博物館~妙法寺~丸の内線新高円寺駅付近(昼食)~西照寺~松応寺~宗泰院~長龍寺~福寿院~長善寺~鳳林寺~高円寺~氷川神社~JR中央線高円寺駅
杉並区は中央部を西から東へ妙正寺川・善福寺川・神田川の3河川が流れており、縄文時代から多くの人々が住み着いてくらしを営んでいました。近世に到り江戸市中の水源地として、また戦後においては世田谷と共に東京西部の郊外住宅地として発展してきました。今回は善福寺川の中流域を経由して、高円寺周辺の寺町を散策しました。
大宮八幡宮は武蔵国の三大宮のひとつで「多摩の大宮」とも呼ばれ、都内でも3番目の広さを誇ります。東京のほぼ中央に位置するため「東京のへそ」という異名も持ちます。
松ノ木遺跡には「方南峰遺跡」の発掘住居をモデルに再現した住居と古墳時代後期の住居跡がそのまま保存・展示されています。
郷土博物館の入口には大宮前新田を開発し、代々、名主を務めた井口家の長屋門があります。また、展示されている妙法寺所蔵の板絵(レプリカ)は、葛飾北斎が描かれている極めて貴重な資料です。
妙法寺は真言宗から日蓮宗に改宗した寺院です。祖師堂に祀られている日蓮大聖人像は、世に「除厄け御師(おっそ)」と呼ばれ、江戸時代以来広く信仰を集めています。
長善寺は如法山と号する日蓮宗の寺院です。境内には「阿波踊り」「布袋尊」「七人のこびと」等、様々な像があります。また、鉢植えのたくさんの蓮がきれいに咲いていました。
高円寺は「高円寺」という地名のもとになった寺院です。三代将軍徳川家光の知遇を得たことにより広く知られるようになりました。屋根の瓦などに徳川家の三つ葉葵の紋を見ることができます。
氷川神社は明治時代に村社となりましたが、戦災で社殿が焼失。昭和46年(1971)に現在の社殿が造営されました。境内には日本で唯一の気象神社があります。