サークル・史の会

第651回見学会

                   苦しく辛かった昭和時代                     

                              

実施日:7月14日(日) 
時間:午後1時~4時30分
歩行距離:約1㎞
参加者:24名
天候:曇り
幹事:広田恭一
コース:東京メトロ九段下駅~昭和館~靖國神社・遊就館~大村益次郎像~大山巌像~品川弥次郎像    

       

苦しく辛かった昭和時代(昭和10年~30年頃)について、昭和館という施設の展示を幹事が解説することを中心とする見学会でした。また靖國神社の遊就館に展示されている旧日本軍の戦争兵器等の性能・戦歴等についても幹事から解説がありました。           
           

昭和館は戦中・戦後の国民生活の労苦を次世代に伝える国立の施設です。地下鉄九段下駅そばのお堀に面した7階建の立派な建物です。                                                        
                            

昭和館常設展示室「銃後の備えと空襲」のブースでは防空壕体験のできる展示がありました。                                 

              

靖國神社の遊就館1階には旧日本軍の兵器等が展示されており、多くの人で賑わっていました。                                                 

                                                  

昭和15年すなわち紀元2600年に制式採用された「零式艦上戦闘機」は、「ゼロ戦」の愛称でも親しまれた日本海軍の主力戦闘機でした。                                                   

                                                    

大村益次郎は長州藩出身。戊辰戦争で軍事的手腕を発揮し、その後日本の兵制の近代化を進めましたが、不満士族に襲われて死亡しました。靖國神社創建にも尽力しました。                                                 

                                                 

大山巌は薩摩藩出身。日露戦争では満州軍総司令官を務め、東郷平八郎と対を成して「陸の大山、海の東郷」と称せられました。その後参謀総長、内務大臣、元老となりました。                                             

                                           

品川弥次郎は長州藩出身。尊王攘夷運動、戊辰戦争で活躍しました。維新後は内務大臣となる等政治家として要職を歴任しました。なお、本像制作の監督は高村光雲です。