サークル・史の会

第657回見学会

               千住散歩

    おくのほそ道旅立ちの地へ 小塚原刑場跡から芭蕉矢立の地・千住宿へ 

  

実施日:3月30日(日)

時間:午後12時30分~16時

歩行距離:約4.5㎞

参加者:26名

天候:晴れ

幹事:吉田健一

コース:JR南千住駅~小塚原刑場跡(延命寺、小塚原回向院)~円通寺~素戔嗚神社~千住大橋~大橋公園~千住宿歴史プチテラス~千住仲町公園(関屋の里の碑)~問屋場跡・貫目改所跡~千住宿本陣跡


小塚原刑場跡。首切地蔵は寛保元年(1741)に造立された石造の延命地蔵菩薩で、無縁供養のために建てられたといわれています。


円通寺。旧上野寛永寺黒門が移設されています。柱等に残された多数の弾痕が上野戦争(戊辰戦争)当時の激戦の様子を今に伝えています。


素戔嗚神社。境内に松尾芭蕉の碑(文政3年(1820)建立)があり、『おくのほそ道』の旅立ちの句の部分や芭蕉の姿が刻まれています。


大橋公園。千住大橋を渡った足立区側にあります。おくのほそ道矢立初の碑やおくのほそ道行程図があります。

千住宿歴史プチテラス。地元の元地漉紙問屋の土蔵(天保元年(1830)建築)を移築したものです。やっちゃ場(青物市場)として栄えた頃の写真や道具類等が展示されています。

千住宿本陣跡。本陣は敷地が361坪、建坪は120坪だったと記録されています。北千住駅前の商店街の一角にあり、説明版はありますが当時をしのぶ遺構等はありません。


小塚原刑場跡の様子には粛然とさせられました。また、芭蕉のおくのほそ道関連等では多くの旧跡があり、往時の千住宿の繁栄ぶりが察せられました。