2020年
日時:9月13日(日)午後1時30分~4時30分
場所:亀戸カメリアプラザ6階第3研修室(定員27名)
発表:淺野義次
参加者:17名
明治の元勲で、首相2度の松方正義の三男松方幸次郎は川崎造船所(現川崎重工業)の社長として社業に励む一方、美術品の収集に勤しみ西洋美術品だけで3,000点近いものになりました。しかし、その保持は容易ではなく、散逸・焼失により現在では375点のみが西洋美術館に所蔵されています。美術品の存続の困難さをつくずく感じさせる話でした。
また、当日はコレクションの代表作として、モネの「睡蓮」、ルノアールの「アルジェリア風のパリの女たち」、ロダンの「地獄の門」「考える人」「カレーの市民」、マネの「嵐の海」、ゴッホの「アルルの寝室」が紹介され美術面から見ても実り多い学習会だったと思います。