2020年
日時:10月18日(日)午後1時30分~4時30分
場所:亀戸カメリアプラザ5階第2研修室(定員27名)
発表:久保寺英夫
参加者:24名
戦国の雄武田信玄は天下を取れませんでしたが、その衣鉢は娘たちによってしっかりと受け継がれました。信玄の部将穴山信君(梅雪)に嫁いだ見性院、信長の長男信忠と婚約した松姫(信松院、後に婚約は破棄、政略結婚に至らず)がその女性たちです。この二人は後に保科正之となり4代将軍家綱を補佐し名君と謳われた幸松の幼少時代の教育を担当し、彼を逸材に育てることに心血を注ぎました。幸松と養子縁組をした見性院は、彼を亡き者と画策する秀忠の正妻に対し(幸松は側室の子)、「私は女だが信玄の子」と断固たる態度で幸松を守りました。幹事が紹介・言及した持統天皇、北条政子と併せ「女は弱し、されど母は強し」という古い諺(現代の女性は強い)を想起させられる学習会でした。