サークル・史の会

第660回 学習会

第660回学習会案内「昭和史歌語りパートⅡ日本国憲法」

日時:11月15日(日) 午後1時30分~4時30分

場所:亀戸カメリアプラザ5階第2研修室

発表:齊藤敏実

参加者:16名

 今回の学習会は日本国憲法がどのような経緯で編纂されていったかを時期を追って解説しました。まず、戦中のカイロ宣言、ポツダム宣言に触れ、終戦後さまざまな人々の活動によって憲法の骨格が形成されていく状況を述べました。中でもマッカーサーから特命を受けたGHQ民生局員25名が昭和21年2月4日から12日まで合宿状態で作った草案が日本国憲法の原型となりました(日本国政府等による若干の修正あり)。25名の中には弱冠22歳のベアテ・シロタ女史も含まれており、彼女が婚姻の自由を定めた憲法第24条の母体を作った話は印象的でした。当日はこの他、当時の世相を代表する「リンゴの歌」「青い山脈」など8曲の歌を流し、敗戦・焦土の中にも希望を見出し「明るい」と言える当時の社会を彷彿させる学習会でした。