サークル・史の会

第684回 学習会

「吉村昭を読む」

日 時:12月18日(日)午後1時30分~4時30分

場 所:亀戸カメリアプラザ5階第2研修室

発 表:齊藤敏実、広田恭一

参 加:18名

 広田さんより“吉村昭を読む”というタイトルで、2人で学習会の幹事をやりませんか?とのお誘いがあり了解して12月18日の学習会に結び付いていったのですが、これまで吉村の作品は、背中の勲章、生麦事件、ポーツマスの旗の3作品を会報に紹介してきましたので学習会で吉村昭に触れることなど、まったく考えもしませんでした。今では良い機会を与えてくれたと感謝していますし年に数回程度こういう形で学習会をするのも良い方法だと思えるのです。

 広田さんが言っておられた皆さんとディスカッションをしていきたいとのことも回を重ねてゆけば自然にある形に収まってゆくと思うのです。最後に皆さんの1人でも吉村昭作品を手にとっていただけたら嬉しいことはありません。

広田恭一・記

 吉村昭は事実を淡々と語り、自己の主張を読者に押し付けることをせず、読者に考える材料を提供することに徹した作家だと思います。私が紹介した「果物籠」は小品ですが、そんな吉村の特色がよく出た作品だと考えます。当日は18名の方にご参加いただき活発な意見交換ができたと思います。ありがとうございました。