2023年
日 時:10月15日(日)
発 表:淺野 義次
参 加:28名
関ヶ原の戦いは石田三成がごくわずかな人数で挙兵した時から始まりますが、毛利一門等が加わったことにより、三成方も短期間に徳川家康方に匹敵するほどの軍勢に膨れ上がり、最終的には両軍合わせて15万人を超える将兵が関ヶ原で激突することになりました。
この間、小山の評定、徳川秀忠の遅参、毛利勢の不参戦、小早川秀秋に対する「問い鉄砲」と寝返り等様々な出来事があり、それらの事実の有無を含めて現在に至るまで強い関心を集め、また熱心な議論が行われています。まさに関ヶ原の戦いは日本史上における最大規模で、また、ドラマチックな戦いのひとつであったといえるでしょう。
戦いは東軍の勝利に終わっていますが、もし西軍が大勝していたらその後の時代はどうなっていたでしょうか。おそらく大阪が日本の中心となり、「江戸」時代や「東京」という地名は存在しなかったと思われます。また商業が重視され、鎖国をせず海外との人と物の交流も盛んになっていたかもしれません。実際に実現したことではありませんが、いろいろ想像してみることは楽しいと思います。当日出席いただいた28名の皆様に御礼申し上げます。 (淺野義次・記)