2024年
日 時:1月14日(日)午後1時30分~4時30分
場 所:亀戸カメリアプラザ6階第3研修室
発 表:柿沼 彰
昨年来6回に渡る「邪馬台国の時代と日本建国」の連載で、日本の古代通史をお話ししました。弥生時代の原生国家発生から飛鳥時代までの約700年間に歴史の転換点が幾つかあり、最終的に702年の遣唐使派遣により対外的に日本国の成立(倭 ⇒日本)が宣言されました。
今回は日本建国前夜の律令制成立に繋がる転換点(中央集権国家化)の立役者であり、また神武天皇から始まる万世一系の天皇家歴史の中で、今上天皇に直接繋がると言われている継体天皇即位の経緯、事績についてお話ししたいと思います。
学習会報告
ここ数年間の学習会テーマとして日本古代史が取り上げられる事が少なくなったため、久しぶりに古墳時代後期の継体天皇を取り上げて見ました。
古代史に馴染みのない方にとっては「継体天皇」WHO?と思われますので、前半は弥生時代から飛鳥時代まで続いた古代史に於ける「継体天皇の時代」の位置付けについて、昨年来会報に連載した「邪馬台国の時代と日本建国」をベースに解説しました。
後半で、律令体制成立に繋がる転換点(中央集権国家化)に登場した継体天皇の出自、即位の経緯、主な事績について紹介しました。
継体天皇の出自には謎が多く、また事績についても記紀の記述を鵜呑みに出来ないところがあります。学習会では定説を基本に紹介しましたが、学習会参加の皆様各自で想像を巡らせ、即位の経緯、主な事績について考えるのも楽しいと思います。
今後、その他の歴史転換点となった出来事や天皇についても学習会で紹介して行きますので、これを機会に日本古代史に興味を持って頂ければ幸いです。
最後に、学習会に参加頂いた会員の皆様(31名)にお礼申し上げます。