サークル・史の会

第648回見学会

渋谷の記憶を東に辿る

実施日:4月7日(日)
時間:12時~15時40分
歩行距離:約2.5㎞
参加者:24名
天候:晴れ
幹事:久保寺英夫
コース:渋谷駅西口~稲荷橋~金王八幡宮~渋谷氷川神社~國學院大學博物館~學徒慰霊之碑~白根記念渋谷区郷土博物館・文学館~尾崎豊の歌碑~渋谷ヒカリエ


稲荷橋は渋谷川に架かる橋です。戦後の区画整理まで、この界隈は田中稲荷神社を中心に住宅や商店が並び賑わっていました。


金王(こんのう)八幡宮の社殿は徳川家光が三代将軍に決定したお礼として、春日局と守役の青山忠俊が奉納したもので、江戸時代初期の建築様式をとどめる貴重な建物です。桜が満開でした。


渋谷氷川神社は渋谷最古の神社です。境内は約4,000坪の広さがあり、その一角に江戸郊外三大相撲のひとつ金王相撲の相撲場の跡があります。


國學院大學博物館は、同大學が有する国指定の重要文化財を含む10万点の学術資料の展示や研究成果を発信する施設です。企画展として「榧園(ひえん)好古図譜」の展示がありました。


國學院大學正門横に學徒慰霊之碑があります。日中戦争から太平洋戦争において、学業半ばで戦没した同大學学生や教職員らを慰霊するために建立されたものです。


白根記念渋谷区郷土博物館・文学館には、渋谷区の歴史・民俗・考古学などを展示するゾーンと渋谷区ゆかりの作家の作品・資料を展示するゾーンがあります。


尾崎豊の歌碑は彼が高校時代の下校時によく立ち寄った場所にあります。「十七歳の地図」の歌詞と尾崎の顔のレリーフからなるもので、周囲にはファンのたくさんのメッセージが書かれています。


渋谷の街は常に変化していますが、変わらない貴重な旧跡も多くあることを実感しました。