サークル・史の会

第714回学習会

「第一次世界大戦への道」


日 時:6月22日(日)午後1時30分~4時30分
場 所:亀戸カメリアプラザ5階第2研修室
発 表:広田 恭一


日本が明治維新を達成し、文明開化・富国強兵・殖産興業をスローガンに発展途上国から先進国
への離陸を必死に模索している時、世界の中心となったヨーロッパの状況はどうだったのでしょうか?
何故未曽有の大戦争に突っ込んでしまったのでしょうか?以下の3点に視座を据えてお話したいと思
います。
・繁栄を誇ったヨーロッパ諸国が大戦に至った経緯についてドイツを中心に考える。
・大戦終了後の後始末がドイツにとって過酷すぎるものであり、これが第二次世界大戦の原因になっ
てしまった。
・この戦争は日本に空前の好景気をもたらしたが、残念ながら当時の日本人は賢明な判断・選択をし
たとは言えないのではないか。
*今回の資料は2014年12月21日に「第一次世界大戦前夜」というテーマで発表した資料を大幅に修正したものを使います。ビジュアルの部分を多くし分かり易くしたつもりです。皆様是非ご参加下さい。


[報告」
当日は蒸し暑く凌ぎにくい日であったにもかかわらず、33名もの方にご出席いただきありがとうございました。
 今回の資料は11年前の学習会「第一次世界大戦前夜」から社会主義・共産主義に関する部分をばっさりと切り落としました。具体的には「パリ・コミューン」(仏)、「ナロードニキ」「ボルシェビキ、メンシェビキ」(露)「スパルクス団蜂起」「カール・リープクネヒト、ローザ・ルクセンブルクの惨殺」(独)などを削除しました。社会主義・共産主義が完全に否定され前世紀の遺物となった今、論及する意味は薄いと判断したためです。
 これらに代わりオーストリア皇太子フェルディナント大公の日本滞在記録や日本の当時の判断の可否に関する資料を加えました。特に日本の判断・選択については未曽有の好景気の中でも有頂天にならずじっくり腰を落ち着けて判断できなかったのかと思うと今でも残念でなりません。「勝って兜の緒を締めよ」という古来の諺が如何に的確なものであるか、そしてそれを実行するのが如何に困難であるかを改めて認識させられる話だと思います。
 今回の学習会は私語もなく皆様のご静聴に深く感謝致します。
(広田恭一・記)